また野球の話など。

そもそもの発端は、オリ・近の合併話から始まった。
それは、球団の経営が出来ないという理由からだ。
しかし当初は、近鉄が身売りすると見られていた。
この時に、新規に参入する企業を募っていれば何も問題は起こらなかったと思われる。

しかし、そういう流れにはならなかった。
何故か？
パ・リーグのオーナー達は楽に設けることが出来る道を選択したからだ。
つまり球団をもっと減らして1リーグに移行しようとした。
読売と同じリーグになるよう画策したのである。

「新規参入するには、来年では本当に間に合わないのか？」
マスコミはこの問題に時間を割いているが、これはそんなに大きな問題ではない。
パのオーナー達は球団を減らしたいだけなのだ。
枝葉にこだわって、幹を見失ってはいけない。

パ・リーグの放送権料は、セと比べるとタダに近いとも言われる。
新しい球団が新規参入してまた6球団になっては、また苦しい経営をしていかなければいけなくなる。
今回、こんなにもこじれた背景の大部分はこれであろう。
だから、今のプロ野球の構造を根本から変えなければ何の解決にもならない、とファンの皆が感じている。

?放送権料をコミッショナー預かりにして12球団に分配する。
?セ・パの交流戦をする。
?ドラフトの完全ウエーバー実施による戦力の均等化。

たったこれだけでかなり改善されるのだが、問題はオーナー達が了承するかということだ。
現在、労使ともまったく折り合いがつく見込みガない。
しかし、ファンの大部分が選手会側についているこの状況では、どんな形であろうとも経営者側が折れないかぎり収束はしないだろう。

オーナー達の、「大人の対応」を強く希望するものである。