区切り

2005年7月9日
午前中仕事をして昼から休みにしたので、溜まっていたゴミを会社の焼却炉で燃やし始めた。
車に乗りこみシートを倒す。
そして燃え盛る炎をぼんやりと眺める。

ラジオはMISIA(ミーシャ)の特集なのか、彼女の曲がずっと流れている。
炎は赤色だけではなく、黄色や緑などさまざまな色を出しながら空へ昇っていく。
最後の曲になりました、と言って「Everything」が流れてきた。
炎を見つめながら一緒に口ずさんでみる。

どうしてなんだろう・・。
涙が流れてくるよ。
涙が止まらない。
そうしたら、ふと、もうあの人とは二度と逢えないんだな、という気がしてきた。

別れてから2年も経っていたのに・・。
半年もよく引きずったものだが、ようやく気持ちも落ち着いてきた。  
近くを通れば今でも心中穏やかではないが、どこかで区切りをつけないといけないだろう。
彼女にすれば、「私は便利な女」でしかないという思いが強くなったのだろうか?

裁判を控えて精神的にいちばん苦しい時に、彼女の心の支えになれたという自負が自分にはある。
金銭的に援助もしたし、遠い北の地からたったひとりで来て、右も左もまったく分らないあなたの相談相手にもなった。
そしてなにより、お互いに納得してこちらに来たのに、という思いは今でも強い。

しかし、良く言えばあなたにも「普通の恋人」が欲しくなったのだろうし、悪く言えば店主に利用価値がなくなった、という事なのだろう。
岐阜での2年半という生活が、あなたを変えてしまった。

でもね、あなたと一緒にいる時、わたしの心は満たされていたよ。
人と話していて、あんなに楽しかったのは初めてだった。
はしゃいでいる自分に驚いてもいた。
あの輝きある時間は一生忘れない、と断言できるよ。

さよなら大好きな人。
永遠にさよなら。

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