雪の大晦日

2004年12月31日 日常
イヴの夜が雪というのもいいけれど、大晦日に雪が降るのもなかなか感慨深いものがある。

囲碁棋士で、日本棋院理事長だった加藤正夫九段が亡くなった。
57歳の若さだった。
店主が15歳の時、高校の囲碁将棋部員だった寮友に囲碁を教えてもらってもう30年が経つ。
その頃ぐらいから、相手の大石を仕留める棋風から“殺し屋”の異名を持った加藤九段が好きになった。
十段、名人、本因坊などビッグタイトルを取り続けた巨人は、その短い生涯を終えた。

若い頃は身なりに無頓着で、髪はボサボサで寝癖をつけて対局するのが話題にもなった。
ネクタイもちゃんと結んだのを見たことがないほど下手くそだった。

今日、改めて日本棋院の棋士紹介で彼の写真を見た。
あの頃と比べて随分と年を取ったように見えたが、まだまだ鬼籍に入るような年ではない。
残念でならない。

ネクタイは相変わらず曲がっていた。
悲しいのに少し笑ってしまった。

「囲碁一筋」の人がこの世を去り、2004年が終わろうとしている。

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リンクしている方、この日記を読んでいる方の健康と幸せを祈りつつ、2004年の日記を締めたいと思います。
来年も宜しくお願いします。


マツケンサンバを初めて最初から聞いた。
歌、下手だねぇ・・・。

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