一番近い映画館の上映時間を調べていたら、60歳以上の料金が1200円になっている事に気がついた。
去年、還暦になった時に映画館の料金が1000円で観られる事がちょっと嬉しかった。
しかし、それから半年しか経っていないのに、なんと200円も値上げしていた。
消費税10%の影響なんだろうか?

去年の10月、店主のいつも買う商品が便乗値上げされていてとても憤慨したのだが、もしかしてこれもそうなのだろうか?
ムカつくなぁ…。 
違う映画館が1100円だったのでそこで観る事にしたよ。


さて、話が長くなってしまったが、ようやく席に座り映画が始まった。
富士山がどーんとアップになり、「男はつらいよ」のテーマ曲が流れる。
松竹映画の始まりだ。

…。

昔はここで「ワー!」という歓声と、万雷の拍手が鳴り響いたものだが、今は静寂が映画館を包むだけだ。
「待ってました!」という声を掛ける人までいたんだよ。
そういう出来事を知る人は、だんだん少なくなっていくんだろうね。

お盆と正月は、「男はつらいよ」を映画館で観ないと始まらなかった時代。
大人も子供も無邪気な心を持った日本人が多かったような気がする。
だから、私はちょっと後ろを向いて、

「昔は良かったよねぇ」

と、呟いてみる。


その3へ続く。

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