やっぱり盆・暮れは寅さんだわ~、癒されるぅ。

今日のBSジャパンは第42作「僕の叔父さん」。
一般的な評価ではここらあたりからつまらなくなった、と言われている作品だ。
だけど、ここから甥である満男が寅さんの代わりをしていく事になる大変重要な作品だったりする。
ダブルキャストという視点で以降の作品達を見ると、寅さんひとりだけでは表現できない味わいがすごく感じられて興味深い。

浪人中の満男が寅さんに恋の悩みを打ち明けるシーン(どじょう屋の二階)があるが、寅さんと二人だけのシーンは実はこのシリーズでは初めてだった。
あまりの緊張に前日は全然眠れなくて吐いた、とあとで吉岡秀隆が告白している。
「男はつらいよ」は実は裏の主役がいて、全ての作品を見るとそれが満男だという事が分かる。
書き出すと長くなるので、またいつか時間がある時に書きたいと思っている。

おいちゃんもおばちゃんも年取ったなぁ。
おばちゃんなんて老眼鏡を掛けてるよ。いつから掛け出したのかね、しみじみしてしまった。
おばちゃん役の三崎千恵子が亡くなったのが2年前だったか、それから暫くしてヤフオクに「男はつらいよ」の台本が数点出品された。
それはとある女優のもので、中には彼女の書き込みがしてあったりして、かなりの高額で落札されていた。
名前は伏せてあったが、書き込みを見ればそれは三崎千恵子のものだと直ぐ分かった。

彼女が大切にしていた宝物だったのだろう。
最後は認知症で施設で亡くなった。
なんかとても悲しくなったのを覚えている。

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