「男はつらいよ」第27作~31作観賞
2010年8月16日 映画前回の第26作を見たのが暮れだったからちょうど半年経過した。
男がつらいよが見たくてうずうずしていたということは、当時の年2回公開というサイクルは実に良く出来ていたということなのだろう。
あと5作観賞で全48作完全制覇ということもあり、いっきに楽しませてもらった。
ファンのあいだでは「不作の第30~40作」と言われている作品群から2つも残したことに一抹の不安を持ちながらの鑑賞だったが、なになに不安を覆す出来の良さに少し驚きつつゴールを切った。
第27作 浪速の恋の寅次郎 マドンナ:松坂慶子
前年に「愛の水中花」を出し、乗りに乗っていた頃の松坂慶子であるからして、歴代マドンナの中でも飛び抜けて美しさが際立っている。
男というのは引き際が肝心だと寅はいう。
しかし芦屋雁之助はカッコつけていたら女はものにならんと言う。
「ちょっとぐらい格好が悪くてもアホやなぁと言われても、とことん付きまとって地獄の底まで追っかけて行くぐらいの根性が無かったらあきまへん。この道は。」
寅次郎が何故に今まで恋愛成就できなかったのか?という根本的な原因をズバリと言い当てる。
ありがとうよ、いいことを教えてくれて。と言いながら大阪を去る寅次郎。
いくら馬鹿でも同じ失敗をしようと自分の生き方は変えない、いや変えられない不器用さが見ている店主の心を打つ。
マンネリと言われようが何と言われようが、長く映画を続けてきたからこそ言えるゼリフがここにある。
これが聞きたいから「男はつらいよ」を見ているのだという充実感が広がる。
42作「ぼくの伯父さん」あたりから哲学的なセリフが目立つようになってきたが、その芽はこの作品や29作あたりから見出せるようになってきているのではないだろうか?
残りは明日以降で。
男がつらいよが見たくてうずうずしていたということは、当時の年2回公開というサイクルは実に良く出来ていたということなのだろう。
あと5作観賞で全48作完全制覇ということもあり、いっきに楽しませてもらった。
ファンのあいだでは「不作の第30~40作」と言われている作品群から2つも残したことに一抹の不安を持ちながらの鑑賞だったが、なになに不安を覆す出来の良さに少し驚きつつゴールを切った。
第27作 浪速の恋の寅次郎 マドンナ:松坂慶子
前年に「愛の水中花」を出し、乗りに乗っていた頃の松坂慶子であるからして、歴代マドンナの中でも飛び抜けて美しさが際立っている。
男というのは引き際が肝心だと寅はいう。
しかし芦屋雁之助はカッコつけていたら女はものにならんと言う。
「ちょっとぐらい格好が悪くてもアホやなぁと言われても、とことん付きまとって地獄の底まで追っかけて行くぐらいの根性が無かったらあきまへん。この道は。」
寅次郎が何故に今まで恋愛成就できなかったのか?という根本的な原因をズバリと言い当てる。
ありがとうよ、いいことを教えてくれて。と言いながら大阪を去る寅次郎。
いくら馬鹿でも同じ失敗をしようと自分の生き方は変えない、いや変えられない不器用さが見ている店主の心を打つ。
マンネリと言われようが何と言われようが、長く映画を続けてきたからこそ言えるゼリフがここにある。
これが聞きたいから「男はつらいよ」を見ているのだという充実感が広がる。
42作「ぼくの伯父さん」あたりから哲学的なセリフが目立つようになってきたが、その芽はこの作品や29作あたりから見出せるようになってきているのではないだろうか?
残りは明日以降で。
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