監督・山田洋次
原作:ピート・ハミル
脚本:山田洋次:朝間義隆
出演:高倉健 倍賞千恵子 武田鉄矢 桃井かおり 渥美清 太宰久雄
1977年 松竹 109分

雄大な北海道を舞台に、模範囚として6年の刑期を終えた中年男と若いカップルが出会い、それぞれの愛を獲得するまでを描いたロード・ムービー。
東映の大看板であった高倉健が、松竹の看板監督の映画に出るということで話題になり、また当時の映画賞を総ナメにした秀作。


30年ぶりに衛星劇場で視聴。

映画はやっぱり脚本だな~と思わせる作品だ。
武田鉄矢の北海道への逃避行から桃井かおりとの出会い。高倉健との三人旅から自分の罪を告白し夕張へ向かう流れなど、まったく無駄のない完璧な、そして自然なストーリー展開にただただ脱帽するしかない。

この77年には、彼自身「男はつらいよ」を8月(愛媛)と12月(長崎)に公開しているという事実にも驚く。
天才とはこういう人を言うんだろう。

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