ムツゴロウ動物王国が倒産の危機
2006年11月2日 日常 コメント (4)2年前にムツゴロウ動物王国を北海道から千葉県に移動させた。そこで、動物達を一般公開したのだが、入場客が集まらず経営が上手くいかなくなったようだ。
本題はムツゴロウのことではなく、この記事を探している時に偶然見つけた「田中義剛プログ」。
最初は商売絡みの内容だったが、途中から本当の日記になっていく。
これがなかなか面白い。
ちょっと彼を見直したよ。
(10月9日の日記です。ちょっと長いけど引用します)
●男は弱く、女は強いのだ
「今の男が弱くなった」。
牧場に働きに来る男を見てつくづくそう思う。
働きたいという意気込みはすごい。2年前、本州から若者が来た。会って話すと「将来牧場をやりたい。そのために勉強に来ました」と言う。
「よし、まずは、牛のウンコをスコップで拾って片付けよう」そういってスコップを渡した。相手は一瞬驚いた顔になる。
「あの、一日中これですか」。オレは言った。「当たりまえだ。技術も何も無い人間が、他に何ができるの」
3時間もたった頃その若者が「すみません、弁当買ってきます」と言って車に乗ってどっかに行った。そしてそのまま帰ってこなくなった。
うちの牧場で働いた時間の最低記録は、この若者の「3時間」だ。散々夢を語ったのに、苦労は3時間も持たない。
たぶん、そいつは今でも弁当を探しているのだろう。オレはそう信じたい。
何百人もの若者が牧場に働きに来た。半年持つ奴はわずか一割。後はすぐやめるか、突然いなくなる。みんな牧場仕事を勘違いしている。すぐ馬に乗れてカウボーイになれると思って来るバカヤローばかりだ。下働きの苦労がスッポリ抜けている。
先日、チーズのスタッフにさらにすごい男が来た。東京の事務所からチーズに命を賭ける意気込みで面接に来た男がいる、一度働かせてみて欲しいとの連絡が入った。オレは期待した。
だが牧場に来たのは、色白、ポッチャリの完全なアキバ系。歳は31歳。独身
オレに会うなり、「ここは、食事はつかないんですか」と聞いて来る。「食事くらい、自分でやれば」というと信じられない答えが返ってきた。
「あの〜ボク、ママに結婚するまで家を出るなって言われてて、外でご飯を作ったことが無くて・・ それで、昨日から何も食べてなくて・・」。
イラついた。感情を抑えるのに必死だった。部屋の石油ストーブも爆発すると思って使えないという。温度調節されたマンションに住んでいて心まで温度調節されている。オレは言った「お前は何をしにきたのだ、自立しなさい」
だが、その夜の東京行きの最終便でそいつは帰った。帰り際に「ママ〜」と呟いた声を聞いたスタッフがいたという。オレは改めてそいつの履歴書を見た。チーズ製造志望の動機のところにすごいことが書いてあった。
「アニメのアルプスの少女ハイジを見ていて、おじいさんがチーズを作っていて、それがおいしそうだから応募しました」。
めまいがした。完璧なアニメオタクだった。アニメと現実の違いが判らないのか。
オレは思う。何故にこんな男が増えたのか。それは母親が甘やかすからだ。
どうして「家に帰ってくるな」と叱らないのか。たった一日で辞めて、のこのこと帰ってくる息子を何故受け入れるのか。
オタクは世間の女からは「キモイ」の一言で相手にされず、アニメ、フィギィアに走っていく。
理想ばかり高くて、現実についていけない。今そんな男が大繁殖している。少子化より怖いのは男のオタク化だ。
オレが考えた生態説がある。男は本来は弱い生き物だった。生まれてすぐは甘えっこで、母親のオッパイにしがみついている頼りない存在だ。だから母親は、「男らしくしなさい。強くなりなさい」と言って育てる。やがて一人前になったら突き放した。
逆に女は強い生き物だ。ほっとくと野生化していく。だから「女らしくしなさい。おしとやかになりなさい」と言い聞かせて育てる。「男が強く女ははかない」なんていうのは演歌が作った嘘の世界だ。
芸能界をみても細木数子女史をはじめ妖怪のように元気なのは女性ばかりだ。女性は繁殖期にのみ可愛いそぶりで異性の気を引くが、子育てが一段落するとすぐに野生化する。
そして「オバサン」という性別のないエイリアンとなり、やたらと長生きする。
最近の母親は子供をペットのように育てるから、男は弱いままになった。
日本中、マザコンオタクが増えたらどうなるのか。
「夢に挑戦するより、ママといたほうがいい」、というのはいかがなものか。
ああ、恐ろしい。
本題はムツゴロウのことではなく、この記事を探している時に偶然見つけた「田中義剛プログ」。
最初は商売絡みの内容だったが、途中から本当の日記になっていく。
これがなかなか面白い。
ちょっと彼を見直したよ。
(10月9日の日記です。ちょっと長いけど引用します)
●男は弱く、女は強いのだ
「今の男が弱くなった」。
牧場に働きに来る男を見てつくづくそう思う。
働きたいという意気込みはすごい。2年前、本州から若者が来た。会って話すと「将来牧場をやりたい。そのために勉強に来ました」と言う。
「よし、まずは、牛のウンコをスコップで拾って片付けよう」そういってスコップを渡した。相手は一瞬驚いた顔になる。
「あの、一日中これですか」。オレは言った。「当たりまえだ。技術も何も無い人間が、他に何ができるの」
3時間もたった頃その若者が「すみません、弁当買ってきます」と言って車に乗ってどっかに行った。そしてそのまま帰ってこなくなった。
うちの牧場で働いた時間の最低記録は、この若者の「3時間」だ。散々夢を語ったのに、苦労は3時間も持たない。
たぶん、そいつは今でも弁当を探しているのだろう。オレはそう信じたい。
何百人もの若者が牧場に働きに来た。半年持つ奴はわずか一割。後はすぐやめるか、突然いなくなる。みんな牧場仕事を勘違いしている。すぐ馬に乗れてカウボーイになれると思って来るバカヤローばかりだ。下働きの苦労がスッポリ抜けている。
先日、チーズのスタッフにさらにすごい男が来た。東京の事務所からチーズに命を賭ける意気込みで面接に来た男がいる、一度働かせてみて欲しいとの連絡が入った。オレは期待した。
だが牧場に来たのは、色白、ポッチャリの完全なアキバ系。歳は31歳。独身
オレに会うなり、「ここは、食事はつかないんですか」と聞いて来る。「食事くらい、自分でやれば」というと信じられない答えが返ってきた。
「あの〜ボク、ママに結婚するまで家を出るなって言われてて、外でご飯を作ったことが無くて・・ それで、昨日から何も食べてなくて・・」。
イラついた。感情を抑えるのに必死だった。部屋の石油ストーブも爆発すると思って使えないという。温度調節されたマンションに住んでいて心まで温度調節されている。オレは言った「お前は何をしにきたのだ、自立しなさい」
だが、その夜の東京行きの最終便でそいつは帰った。帰り際に「ママ〜」と呟いた声を聞いたスタッフがいたという。オレは改めてそいつの履歴書を見た。チーズ製造志望の動機のところにすごいことが書いてあった。
「アニメのアルプスの少女ハイジを見ていて、おじいさんがチーズを作っていて、それがおいしそうだから応募しました」。
めまいがした。完璧なアニメオタクだった。アニメと現実の違いが判らないのか。
オレは思う。何故にこんな男が増えたのか。それは母親が甘やかすからだ。
どうして「家に帰ってくるな」と叱らないのか。たった一日で辞めて、のこのこと帰ってくる息子を何故受け入れるのか。
オタクは世間の女からは「キモイ」の一言で相手にされず、アニメ、フィギィアに走っていく。
理想ばかり高くて、現実についていけない。今そんな男が大繁殖している。少子化より怖いのは男のオタク化だ。
オレが考えた生態説がある。男は本来は弱い生き物だった。生まれてすぐは甘えっこで、母親のオッパイにしがみついている頼りない存在だ。だから母親は、「男らしくしなさい。強くなりなさい」と言って育てる。やがて一人前になったら突き放した。
逆に女は強い生き物だ。ほっとくと野生化していく。だから「女らしくしなさい。おしとやかになりなさい」と言い聞かせて育てる。「男が強く女ははかない」なんていうのは演歌が作った嘘の世界だ。
芸能界をみても細木数子女史をはじめ妖怪のように元気なのは女性ばかりだ。女性は繁殖期にのみ可愛いそぶりで異性の気を引くが、子育てが一段落するとすぐに野生化する。
そして「オバサン」という性別のないエイリアンとなり、やたらと長生きする。
最近の母親は子供をペットのように育てるから、男は弱いままになった。
日本中、マザコンオタクが増えたらどうなるのか。
「夢に挑戦するより、ママといたほうがいい」、というのはいかがなものか。
ああ、恐ろしい。
コメント
臭そうだ。
女性は元々強き生き物です。強かさも媚びる所も、強さの証。
賢い男ならそれに気付いて、世渡り上手になる。
精子さえあれば、行為がなくても子供は出来る。
女の腹より生まれし男がいくら強がってみせても、女にはどうでもよいことなのでしょう。
「あなたのような、馬鹿な人の精子はいらないわ。」
そんな事言われる時代が来るのでしょうかね。
考えると怖いです。
ママと言って、ママのおっぱいにしゃぶりつく中年の子供。
そんな世の中も怖い。
結婚しない女性と、結婚できない男が増えています。
考えさせられます。