「予想以上にまずい状況になっています。
(中略)
あとは運次第ということになり、行くことに。
(中略)
なぜか昨日からいきなり情勢が悪化してきたので、多少不安があります」

7日未明、今井紀明(18歳)さんから送られてきたメールです。
彼ら三人は、イラクに観光で行った訳ではありません。
国外退去勧告を無視してでも、人類の平和を願う崇高な思想を実行すべく、あるいはその思いに自己陶酔し行動していました。

大使館の職員も非難させているイラクの状況の中で、死の恐怖を承知で、自己責任でとても危険な場所へ進んで行き、拉致されました。
困っている人々を支援しようとしたはずが、テロリスト達への支援になってしまった事が、残念でなりません。

自分たちは多分大丈夫だという油断・慢心は、彼らのみならずその家族、ひいては日本に及ぶ悪影響を考えると、ただ可哀相だけでは済まされません。
民間人を人質にとるテロ行為は今までにも多発していました。
彼らの行動は、未然に防げたはずのテロを発生させてしまった訳で、心から同情出来ませんね。

政府は事態の解決に向けて、最大限の努力をしなければいけないのは当然です。
しかし、「救出」は最大目標ではあるけれど、それは選択肢のひとつに過ぎないと考えているのではないでしょうか?
「救出」に全力で取り組むと言いながら「自衛隊の撤退」はしないのは、そういう意味なのかなと感じました。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索