競走馬というもの

2004年1月7日
高知競馬のハルウララ号が、通算100敗をしたということで全国的な話題になっています。
NHKでも特集が放送されたほどで、その人気はスゴイみたいですね。

1勝も出来ない馬がちやほやされるというのも、時代を反映しているんでしょうなぁ。
そもそもサラブレッドというのは、速さを求めるために人間が作り上げた動物でして、足の速い馬同士を掛け合わせて、最速の馬を追求してきた経緯があるんですね。

そのために遅い馬は切り捨てられてきたわけで、今回のケースは競馬関係者から見れば特異なケースとして受け取れるでしょう。
結果が出せない競走馬は、安楽死か食肉用に回されるというのが誰も書かないけど、関係者の誰もが知っている事実です。

誘導馬や乗馬に使用される運のいい馬は、ほんの一握りです。
サラブレッドというのは経済動物ですから、金を生み出さない(勝てない)馬は、損失を生み出すだけのやっかい者なんです。
調教師に預けているだけで、月に何十万円という預託料が掛かります。
食費や維持費に結構なお金がかかるので、お金持ちしか持てない仕組みになっています。

話を元に戻しますが、実は100敗以上している競走馬は、全国的には珍しくなく数頭存在します。
店主の地元の名古屋競馬には、グレースアンバーという107連敗している馬もいます。
なぜハルウララだけが注目されるのか?

不思議ではありますね。

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