会見場で見せた、中内オーナーの涙の意味を推理することは、とても重要だと考えています。

何故、彼は涙を流したのでしょうか?
小久保がチームを去って行くから、で無い事は子供でも分かります。
球団首脳と小久保との確執から、事実上のチームからの「追放」を、オーナーとして止められなかった悔恨からでしょうか?

確かに名ばかりの「坊ちゃんオーナー」である事は、事実のようです。
自分の持ち株が無いに等しくなる事や、発言力・影響力も無い事は、本人が一番よく知っているのかもしれません。

たしか夏頃だったと記憶していますが、ダイエーの売却話が来年に先送りになりました。
とりあえず1年間寿命が延びたわけです。
そして、先月のオーナー会議で今までどうり球団の存続が認められました。

その見返りとして、ナベツネとの裏取引があったのではないかという報道がありました。
いつでもダイエーのプロ野球参加資格をはく奪できる立場にいる、ナベツネの思うがままだった、というものです。

そこで、店主はこう考えます。
彼は、そこまでしてオーナー職にしがみつく自分を、可哀相だと思ったのではないでしょうか?
あと1年経てばどこかに身売りが決定し、ゴタゴタもなく交代が出来たのに、本来部下であるはずの球団幹部に指図され、あの嫌いなナベツネの思うがままに事を進められたことに関して、自分が情けなくなったのではないでしょうか?

球団幹部も自分たちの余命を知っているだけに、ダイエーの財政再建(高額年俸選手のリストラ)という錦の御旗を振りかざし、目の上のタンコブである小久保を、非情なやり方で首切ったと考えます。
彼らに「来年」はあっても、「再来年」は無いからです。

これらすべての根源は、赤字に苦しむ、

福岡「ダイエー」ホークス

に、オーナーが拘り続けたこと。

これが一番の原因だと思います。
そのことによって、小久保は最初の犠牲者となりました。
これから、第二、第三の「小久保」が現れない事を祈るのみです。

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